
「急性中耳炎はどのように治っていくの?」という質問がありましたので、
「重症の中耳炎」の治療経過について、提示させていただきます。
(記載にあたり、親御さんに了解をいただいております)。
耳をさわって泣くという症状でこられた1歳未満の男児です。
来院1日目(治療開始日):


(右耳:急性中耳炎スコア12点で重症) (左耳:急性中耳炎スコア12点で重症)
でした。
親御さんの希望もあり、鼓膜切開はしませんでした。
菌検査では、「インフルエンザ菌」、「肺炎球菌(そのなかでも、PISPという抗生物質が効きにくいばい菌)」が検出されており、急性中耳炎治療に難渋することが予想されました。
来院2日目(治療3日目):


(右耳:急性中耳炎スコア7点の中等症) (左耳:急性中耳炎スコア5点の軽症)
と改善しております。
来院3日目(治療14日目):


(右耳:滲出性中耳炎) (左耳:滲出性中耳炎)
鼓膜切開をしなかったため、鼓膜所見の改善に時間がかかりました。
来院4日目(その後内服薬なく、経過観察40日目):


(右耳:正常。ティンパノグラムもタイプA)(左耳:正常。ティンパノグラムもタイプA)
やっと、治療終了です。
3回目の来院までに「急性中耳炎」が「滲出性中耳炎」に変化しております。
このような症例ばかりではなく、途中でまた「急性中耳炎」を起こすこともあります。
ご質問がございましたら、お気軽にご相談下さい。
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