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小児の構音障害について
お子さんの「発音が気になる」「正しく言葉を話せているか心配」と感じたことはありませんか?今回は、北海道医療大学の今井智子先生による研究「小児の構音障害」をご紹介します。この論文では、構音障害の種類や評価方法、治療法について詳しく解説されています。
構音障害とは?
構音障害は、正しい音の出し方を学ぶ過程で誤った習慣が身についてしまうことが原因で起こります。特に、「サ行」や「ラ行」のような発音が難しい音が影響を受けやすい傾向があります。また、誤った発音が自然に治る場合もありますが、治療が必要なケースもあります。
構音障害の種類
構音障害には、発達の途上で自然に治ることが多い「未熟構音」と、舌や口の動きに問題がある「特異な構音操作」があります。特異な構音操作には、舌が横にずれる「側音化構音」や、音が口蓋(上あご)に寄る「口蓋化構音」などがあります。
評価と治療
構音障害の評価では、発音を聴きながら音の誤りを分析します。治療は「正しい発音の習得」を目標とし、訓練には以下の3つの段階があります:
- 音を安定して出せるようにする「音の確立」
- 習得した音を言葉や会話に活用する「般化」
- 習得した音を定着させる「維持」
特に「側音化構音」や「口蓋化構音」の場合は、専門的な訓練が必要で、自然治癒は少ないとされています。
ご相談ください
お子さんの発音について気になることがある場合は、ぜひ当院にご相談ください。早期の評価と適切な治療が大切です。
参考資料:
今井智子:小児の構音障害. 音声言語医学 51:258-260.2010. -
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