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記事詳細
次世代型ASSR(聴性定常反応)による聴力評価について
当院では、**次世代型聴性定常反応(ASSR)**という最新の技術を使い、
①正確な聴力評価難しい1歳以上のお子さん、
②当院の聴力検査で難聴と診断されたお子さん、
③聴覚障害の身体障害者手帳をお持ちでない方に対し、聴覚障害2級の診断書・意見書の作成を行う場合、
④難聴を疑われるが正確な聴力検査が難しいほど認知機能が低下している高齢者、
⑤難聴が疑われる知的障害や発達障害のある方、
などの聴力を評価しています。
(当院では非鎮静下での検査が可能な1歳以上の症例に限らせていただいております。)
この技術は、従来の方法に比べて、より短時間で精度の高い聴力評価が可能です。聴力に関する不安がある方に、精密な検査を受けていただくことが可能です。
ASSRとは?
聴性定常反応(ASSR)は、音に対する脳の反応を電気的に記録する検査です。従来の行動による聴力テストに加え、この検査ではお子さんが自分で反応を示す必要がなく、寝ている間やリラックスしている状態で客観的に聴力を評価できます。
次世代型ASSRの特長
当院で導入している次世代型ASSRは、「SENTIERO」という機器を使用しています。この機器は、従来の検査に比べて短時間で高精度な結果を得ることができ、麻酔や鎮静を必要としないため、お子さんにとっても安心です。また、蝸牛(内耳)の特定の周波数に対する反応を効率的に記録できるため、非常に詳細な聴力評価が可能です。
どのような場合に検査が必要?
①お子さんが言葉の発達に遅れが見られる場合、
②周囲の音や声に対して反応が鈍いと感じる場合、
③出生時に難聴の可能性が指摘された場合、
④テレビや音楽の音量を大きくしている場合、
⑤指示が理解されないように見える場合、
⑥会話が聞き取りにくそうな場合、
⑦聞き返すことが多い場合、
にはこの検査をお勧めしています。
早期に正確な聴力評価を行うことで、補聴器など必要に応じた適切な対応が取れるようになります。
参考文献
伊藤 吏, 他. 「次世代型ASSRの特長と有用性」 Audiology Japan, 66, 186–194, 2023.
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