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OSA(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)について
OSA(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)は、日中に眠気や疲労感を引き起こす病気で、約20人に1人が罹患していると考えられています。
しかし、症状がはっきりと現れないことが多いため、多くの場合、診断されずに放置されてしまいます。
その結果、行動面や心臓・血管の健康に悪影響を及ぼすことが知られています。
軽度のOSAは5人に1人が発症していると推定されますが、これもほとんどの場合認識されていません。
しかし、この軽度のOSAでも、心臓病や高血圧、さらには日常生活の質の低下などの健康リスクを高める可能性があります。
現在、肥満の増加が続くと、OSAの患者数も増加し、それに伴い健康への影響も大きくなると予測されています。
このため、OSAを早期に発見し、適切な治療を行うことが重要です。
OSAは、いびきや日中の眠気を引き起こしやすく、これらの症状がある方は、OSAの可能性を考慮する必要があります。
当院での診察時に、いびきの頻度や眠気について質問を受けることが増えています。
もし、いびきや日中の眠気が気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。
OSAの早期発見と治療は、健康リスクの低減につながります。
また、体重管理はOSAの予防や症状の軽減に非常に効果的です。
食事や運動による体重管理は、OSAだけでなく、他の健康リスクも減少させるため、日常的に取り組むことが推奨されます。
OSAが疑われる場合、無呼吸検査による診断と治療が必要です。
当院では、OSAの検査と治療を行っていますので、気になる症状がある方は、ぜひご相談ください。
参考文献: Young, T., et al. (2002). "Epidemiology of Obstructive Sleep Apnea: A Population Health Perspective." American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine, 165(9), 1217-1239. -
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