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閉塞性睡眠時無呼吸症候群の臨床症状
閉塞性睡眠時無呼吸症候群(obstructive sleep apnea syndrome: OSAS)は、
睡眠時無呼吸症候群の中で、
上気道が部分閉塞あるいは完全閉塞になり、
低換気あるいは無呼吸が生じる現象が優位を占める病態です。
夜間睡眠中の症状として、
いびきは閉塞性無呼吸の例で高頻度にみられます。
間欠的ないびきとして家族や同室者に気づかれます。
また、
睡眠中の
異常な体動、
頻回な覚醒、
頻尿、
夜尿症などもみられます。
昼間の症状として、
日中の過眠があげられます。
日中の傾眠が顕著な場合は、
居眠りのため、
仕事の能率の低下を招いたり、
自動車の運転中に交通事故を起こしたり等の
事故やニアミスの原因となります。
起床時の頭痛もしばしばしばみられます。
これは無呼吸や低換気により
炭酸ガスが体内に蓄積するためと考えられています。
その他、
記憶力や集中力の低下、
性欲の減退、
性格の変化、
労作時の息切れなどがみられます。
(参考:「睡眠学」 朝倉書店) -
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