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2、舌下免疫療法の治療の流れ
舌下免疫療法の具体的な方法としては、
まず、問診と血液検査又は皮膚テストで、
その患者さんのアレルギーの原因(アレルゲン)を確かめます。
気管支喘息や口腔内に傷や炎症のある方、
他の疾患で治療を受けている方、
妊婦・授乳婦の方などでは、
舌下免疫療法による治療を受けられないことがあります。
治療は、1日1回舌下に薬剤を投与します。
投与後は1分間舌下に保持し、
その後飲み込みます。
投与後5分間はうがいや飲食を控えます。
また、
投与前後2時間程度は入浴や飲酒・激しい運動を避けます。
投与する薬剤(アレルゲン)の量は徐々に増量します。
副作用に対する対応を考慮し、
初回投与は医療機関内で行い、
その後30分間は医師の監視下で待機します。
翌日(2日目)からは、
自宅で患者さん自身が投与しますが、
日中や家族のいる場所での投与が推奨されます。
治療期間は2年以上、3~5年が推奨されます。
また、
投与を長期中断した後、再開する場合は、医師に相談する必要があります。
なお、当院への通院が難しい場合や治療途中での転居の必要性が生じた場合は、
近くのアレルギー専門医療機関を紹介のうえ治療を続けることも可能です。
(参考:鼻アレルギー診療ガイドライン2016) -
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