-
記事詳細
スギ花粉症に対するアレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)について
毎年2月頃より3月まで症状がでることの多い、「スギ花粉症」。
命に関わるわけではありませんが、
くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの不快な症状により、
好きな趣味やスポーツを楽しめなかったり、
つらい気分で仕事をしなければなかったりするなど、
私たちの生活の質をおとす、やっかいな病気です。
全国の耳鼻咽喉科をはじめとする登録された病医院において、
H26年10月8日(水曜日)より、
スギ花粉症に対する、舌下投与によるアレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)が開始されます。
アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)とは、
原因であるスギ花粉のアレルギー物質を投与し続けることで、
じつはスギ花粉は体に危険でないものであることを自然に認識させ(これを免疫寛容といいます)、
花粉に対して過度のアレルギー反応を引き起こさないようにする治療法です。
ただこの方法には時間がかかり、
スギ花粉の季節の2〜3ヶ月以上前から投与をおこない、
これを2年以上続けることが必要です。
スギ花粉によって生じる鼻水などの関連症状を和らげる治療法で、
スギ花粉による花粉症を長期に和らげる可能性のある治療方法になります。
スギ花粉に対して無症状になり服薬が必要なくなったり、
軽症化して薬を飲む期間や量を減らせた方が80%以上であり、
また、
治療を2年以上続けその後終了した後でも、
約70%の方で効果が持続することなどがあきらかになっています。
アレルゲン免疫療法の治療終了後しばらく経つと、
効果が弱まってしまう方もおられますが、
再度アレルゲン免疫療法を行えば、
短期間のうちに症状が改善することが確かめられています。
アレルゲン免疫療法は100年ほどの歴史があり、
今まで皮下注射による皮下免疫療法(痛みがあり、必ず医療機関で投与)が中心でした。
今回日本で登場する舌下投与によるアレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)は、
より安全で簡便に投与のできる方法
( 痛みがなく、
自宅で投与でき、
患者さんの負担が少ない方法)として、
現在ヨーロッパを中心に広くおこなわれております。
ご質問がございましたら、お気軽にご相談ください。
-
- 病気について
- 求人情報
- 耳鳴り
- 聴覚障害:聴こえが悪い
- 吃音について
- いびき・睡眠時無呼吸
- 発音の遅れや言葉の理解が難しいといった悩みを抱えるお子さんへ
- アレルギー性鼻炎・花粉症
- 嗅覚障害と味覚障害
- 嚥下障害:むせやすい、体重が減った、肺炎を繰り返す
- 鼻副鼻腔炎:ちくのう症
- 中耳炎
- 咽頭扁桃炎:熱とのどの痛み
- 耳そうじ・耳あか
- デジスマ診療アプリによる予約や問診について
- オンライン診療について
- めまい、乗り物酔い
- 音声障害:声がかすれた、声が出ない
- 冬季の呼吸器感染症
- 新型コロナウイルス感染症対策
- 予防接種
- 医療費助成
- おたふくかぜ
- 薬の飲み合わせ:抗生物質の飲ませ方
- 個人情報の保護について
- 病院設備
- 当院従業員に対する妊娠・出産・復職時における支援について
- その他
専門診療について
診療時間
月 火 水 木 金 土 9:00-12:30 ○ ○ × ○ ○ ○ 14:30-19:00 △ △ △ △ △ □ ※受付は18時までです。日曜・祝日は休診日です。水曜は午後のみ。
※△:一般診療は18時30分まで。言語聴覚療法は19時まで。
※□:14:00~17:00
医療法人はかたみち
はかたみち耳鼻咽喉科
〒830-0003
福岡県久留米市東櫛原町450-1
TEL:0942-38-0801 / 090-8406-3387