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乗り物酔いの原因
耳の奥の半規管・前庭という体の平衡をつかさどる器官に、
加速度刺激が加わった状況で発症することが分かっています。
そのような乗り物の動きや揺れによる刺激に、
1、景色の移動等による目からの情報、
2、心理的要因、
3、匂い刺激、
4、飲食による腹部臓器からの刺激、
5、動揺中の頭位変換によるコリオリ効果、
などの自律神経への刺激が加わることにより、
日常受けることがない刺激に対して脳内情報信号処理機構に混乱が生まれます。
結果として、
気持ちが悪くなり、
吐いたり、
顔が蒼白くなったり、
冷や汗が出たり、
排便したくなります。
普段の状態では問題のない乗り物の動き揺れでも、
体調不良、
寝不足、
飲み過ぎや食べ過ぎ、
不安・緊張などの要素が加わった自律神経の不安定や、
迷走神経の過緊張状態で、
乗り物酔いが生じやすいのは、そのためです。
酔いやすい刺激としては、
1、船の揺れ
2、自動車での山道走行、
3、遊園地のコーヒーカップなどがあり、
振動・動揺の種類が非日常的な場合に酔いやすくなります。
ご質問がございましたら、お気軽にご相談ください。
(参考:JOHNS 2012 March Vol.28 No.3、ENT臨床フロンティア めまいを見分ける・治療する) -
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