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新生児聴覚スクリーニングはなぜ必要?
小児の言語発達には年齢が重要な要素であり、
聴覚障害がある場合には、早期に適切な医療と支援を行うことが必要です。
そのためには、日常生活で音に対する反応を観察するだけでは不十分で、
検査機器を使って、生後早い段階での聴覚の評価が必要です。
我が国では2001年より新生児聴覚スクリーニングの体制が徐々に整えられるようになり、
現在では国内で出生した新生児の6割以上が、聴覚スクリーニングを受けていると推定されています。
その結果、聴覚障害があっても生後6ヶ月以内に補聴開始ができた場合は、
そうでない場合と比較して、より良い言語発達を得ることが報告(2012年)されています。
脳の可塑性の高いうちに、残った聴力を効果的に活用することが言語発達において有効であることを表しています。
そのため、2歳、3歳で保護者が難聴を疑ってからの検査では遅く、
子供の難聴の有無を、早期から調べて対処していくことが必要です。
新生児聴覚スクリーニングはその第一歩ですが、欠かせないものであると言えます。
ご質問がございましたら、お気軽にご相談ください。
(参考:加我君孝 新生児・幼小児の難聴ー遺伝子診断から人工内耳手術、療育・教育までー、JOHNS 2012 March Vol.28 No.3) -
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